植物は基本的に風通しがいいところに置きます。
中でもビカクシダ・リドレイという種類は、
より強い風があるところを好みます。
その理由と育て方を今日は記事にしてみます。
1.リドレイの自生環境は風が強い。
ビカクシダ・リドレイは自生地では高い木の上に着生しています。
つまり強い風が直撃するようなところに自生しているということになります。
このことから風通しがとても良いところが管理環境の必須要件です。
2.育て方。
2-1.水遣り。
ビカクシダは基本的に乾いたら水遣りを徹底していれば余程のことがない限り枯らすことはありません。
リドレイも例によってコンポストが乾いたら水遣りが基本です。
水のあげ方は様々な方法があると思いますが、
私はバケツに貯めておいた水にドボンして吸水させています。
水遣りをするタイミングは夕方過ぎか早朝の涼しい時間帯です。
2-2.春から秋は屋外管理。
じゃあ風通しがとても良いところとは。
室内でサーキュレーターなどを回していない限り、
生育期は屋外管理するのが最適でしょう。
室内では再現し切れない風通しが外では自然と発生しています。
しかし外では害虫被害などにも大いに考えられますので、
対策はしっかり行いましょう。
2-3.冬の管理。
風通しが必須要件だと前述しましたが、
冬季の管理で最も気を付けなければならないのは、
最低温度【15℃】です。
生育に必要な温度が確保出来なければ風があっても育ちません。
逆に最低温度さえ確保出来れば冬季も生長します。
生長していれば水遣り間隔も乾いたら水遣りで大丈夫です。
リドレイは原産国が東南アジアということもあり、
比較的暖かい地域出身のビカクシダになります。
よって出来るだけ最低温度が重要なのですが、
体力のある株や、少しずつ温度に馴らしていく工夫をすれば、
連日15℃を切るようでなければ大丈夫だと思いますヨ。
2-4.冬15℃を下回る場合。
私は15℃を下回る管理をしたことはありませんが、
15℃を切って休眠状態となる場合は、
水遣りを控え水辛めの管理をするといいみたいです。
勿論休眠状態ということは、
春の寝起きが悪いこと等が考えられますので、
なるべく15℃を下回らない場所で管理しましょう。
3.水切れのサイン。
リドレイは通常胞子葉が上を向いていることもあり、
水切れのサインがとても分かりやすいです。
胞子葉がだらんと垂れ下がっていたら、
水切れサインです。
このサインが出ていたらたっぷり水を吸わせてあげましょう。
4.まとめ。
・リドレイは風通しが超大切!
・生育は屋外だとよく育つ!
・屋外管理は害虫対策必須!
・冬季は室内で15℃確保しよう!
・水切れサインはわかりやすいよ!
っとまあ、
リドレイってのはビフル系のビカクシダと比べると、
ちょっと難しいように思えますが、
コツさえ掴めばぐいぐいカッコいいビカクです。