そういえば去年は春になってから、
鉢物の植え替え、ビカクの付け替えに追われました。
結局植え替え忘れた子たちもちらほら。
なので今年は早めの春を迎えさせています。笑
↓前記事
1.ビカクシダは板に根を張るのです。
ビカクシダは板付仕立てにしたときは、
テグスでぐるぐる巻きにして板に固定していますが、
これって実は株自体が板に根を張って活着してしまえば将来的には必要がなくなるんです。
それくらいビカクシダの根っこって強い力を持っています。
でもその根っこっていつになったら板に張り付くの?
っという疑問があります。
1年も板付して健全な状態で育てていれば十分活着します。
ですが、いつ?
いつ根は板に張り付き始めるの??
この板を剥がしてみないとわからない疑問。
今回↑の株を使って確認してみたいと思います。
2.板付から5ヶ月目の株。
実はこのビカクシダは板付から5カ月が経過したpeawchanです。
2株ありますが、
参考になるのはおそらく↓の株。
一番上手に株分け出来た奴で株分け後の動きも良いです(以下シャキ太。)
そして↓は希望薄。
動いてはいるもののまだいまいちシャキッとしていません。
萎えっとした胞子葉を出しています(以下萎え子)。
2-1.剥がしてみます。
それでは運命の剥離です。
―萎え子。
まずは幸薄そうな萎え子から。
案の定テグスを外した勢いと共に板から外れました。
つまり活着していません。
どれ程根が出ているのか。
全く板には到達していません。
もう少し水苔を取り除いてみます。
ほとんど水苔を取り除いてやっと根っこが出てきました。
分かりにくいのズームイン。
根は僅かでしたが、
新しい綺麗な根っこを確認出来たので、
今後に期待です。
萎え子だけどまだまだ望めます!
―シャキ太。
テグスを外している瞬間にわかりました。
全くぐらつきません。
新芽を傷つけないように慎重に剥離...
すると板に根っこが!
まだガッチリ!って感じじゃないけど、
もう立派に活着しておりました。
すこぶる元気を感じます。
3.まとめ:活着にかかる期間は...
十分に生長した状態で株分けされた株であれば、
活着には半年もかからず活着し始めるということがわかりました。
っといっても今回は、
9月~2月にかけての生長記録なので春夏に板付した株であればもっと良い結果を得られるような気がします。
あと忘れてましたが彼らには株分け時に発根促進剤「ルートン」を塗布しています。
ではでは、
なかなか見れないビカクシダの根っこでした。
個人的にはとても面白かったです!