秋になったと思いきや、
もうすでに最低気温を気にしなければいけない。
夏場に増やし過ぎたことを後悔する季節の到来。
あくまでも私基準ですが、
ビカクシダの取り込み基準をご紹介...
↓関連。
Contents
1.15℃を下回ったら真っ先に取り込むアジア組。
寒さが苦手な植物を私が取り込む基準としている気温は、
夜間の最低気温が15℃を下回った時です。
これはビカクシダに限らず、
洋ランやチランジア等も取り込む基準としています。
具体的にアジア系ビカクシダというと、
コロナリウムとリドレイの特にこの2種類。
彼らは元々の自生地も暖かい地域のビカクシダで寒さを得意としません。
夏場は30℃以上でもへこたれることがない反面、
冬場は15℃を保っていないと調子を崩しがちになります。
霜に当てるなんてもっての外...
最低気温が15℃を天気予報が報じていたとしても、
実際に夜間など風が吹けば体感温度はかなり寒くなることも考えられるので、
天気予報が15℃と記録している時点で彼らを室内に取り込みます。
1-1.小さい株や着生したばかりの株も注意。
ちなみに15℃を切った時点で取り込むのはアジア系だけでなく、
まだ小さく体力のない株や、
着生させて間もない(根の張りきっていない)株を取り込みます。
寒くなると根の動きも鈍くなりますし、
株自体の体力があってこそ耐寒性も向上します。
2.10度を切るまで外管理をするビフル系。
あえて大枠でビフル系と書きました。
私のビフル系は彼らなのですが、
ウィリンキーだったり、ビーチーだったり、
その交配種や選抜だったり...
やはり彼らは非常に強いので、
充実しつつある株であれば多少の寒さは大丈夫かと思っています。
中でもビフルカツム・ネザーランドは去年霜にも当ててみましたが、
ほとんどの葉は冷害を起こしたものの生長点は問題なくその強さを改めて実感することが出来ました。
※さすがに回復に時間がかかったのでもう霜には当てませんがww
2-1.マダガスカリエンセ等もまだ外です。
外といっても温室内で、
日中は比較的気温が上がりやすいのですが、
最低気温は外気温と変わらない温室にマダガスカリエンセが居ます。
ちなみにアンディナムやセルタツも居ますが...
まだまだ屋外で頑張れそうです。
さすがに10度を切り始めたら室内に移動してあげたいと思っています。
3.ビカクシダの冬越し。
そしてビカクシダの冬越しとなると、
結局ほぼ全部のビカクシダを室内に避難させることになります。
冬の間数カ月ではありますが、
その間はビカクシダの水苔内で蠢く何やらと戦いや、
乾燥から生まれるカイガラムシの恐怖に怯える生活が始まります。
室内でビカクシダを管理するときはサーキュレーターなどで通気性を良くしたり、
適宜に薬剤を散布することが必要です。
勿論コバエも沸く可能性があります。笑
リビングから追い出されることのないよう、
夏場よりも注意深く観察管理していくのが絶対条件となることでしょう。笑
4.まとめっというか感想。
っということでビカクシダの取り込み基準を書いてみましたが、
これはあくまでも私個人の基準です。
環境や育て方によってその基準は様々であることは言うまでもないと思います。
スパルタ管理で屋外越冬も可能になる種類もありますし、
温暖な地域では問題なく屋外越冬可能なこともあるそうです。
しかしなんだかんだ言いつつも、
室内でビカクシダを見ていると...
ビカクを肴に酒も進んでしまう幸せもあるわけで...
このシーズンも楽しみたいと思います...