ビカクシダを室内に避難させる季節になると、
子株が邪魔になってきます。
すると結構な量の子株を取ってしまう訳ですが、
気が付くとあらゆるスペースにビカクが...
↓関連。
1.ビカクシダ!イン!IKEAミニ温室!
っということでビカクシダの子株を沢山摘み取ってしまったのですが、
個人的に鉢管理よりも板付管理が好きなので、
非常に小さい子等も面倒臭くてまとめて板付とかにしています。
そしてそんな子株の一部をまとめてあのお洒落ミニ温室に...
霧吹きの水滴で壁面がかなり汚れております。笑
っというのは置いておいて、
このミニ温室は意外と子株管理に便利なんですよねえ。
1-1.湿度を調節し易い。
正直湿度をあげられるのであれば容器は何でもいいんですが、
気密性が高すぎるとビカクシダにとっては高湿度過ぎてあまりよくない個体も居ます。
個人的にビカクシダは湿度が60~70%くらいが調子良いなと思うので、
この適度な気密性のミニ温室は非常に扱いやすいのです。
但しミニ温室内の湿度をあげるためには、
ただ蓋を閉めておけばいい訳ではなく、
湿った水苔を出来る限り多く温室内に収納してあげる必要があります。
水苔から蒸発する水分で湿度が上がるという要領ですので、
↑の写真を見るとわかるのですが、
板付で水苔の表面積を多くとってより水分を蒸発し易くしています。
鉢を入れてもいいのですが、
湿度をあげるには水苔などを入れた鉢を多く入れないといけません。
他にも水の入った瓶などを入れたり、
蓋が簡単に開け閉め出来るので霧吹きもし易く、
大量に霧吹きをしても周りが汚れないので気楽です。
ビカクシダの子株を養生する環境を作りやすいなーと思います。
2.子株たちをご紹介。笑
っということで先日剥離した子株たちです。
まずはこちら。
ビカクシダの中では高湿度を好む傾向にあるマダガスカリエンセの子株です。
以前マダガスカリエンセの子株を育てていた時に、
ほとんど密閉容器で湿度を80~90%で管理していました。
↑胞子培養株と書いていますが、後にメリクロン株だということが判明しております。笑
高湿度化でも葉が腐ることもなくむしろ元気に育ってくれましたので、
マダは子株のうちはしっかりと湿度を確保してあげた方が失敗が少ないかもしれません。
そして面倒くさがって1枚の板に並ぶようにして付けた子株。
↑でも使った写真です。
この子たちはペガサスの子株です。
先日記事にしたように大量に子株が出ていたので株分けしました。
実はこの3連板付の他にももう少し大きな個体は個別に付けています。
子株もこれくらい育っていれば問題なく育てることが出来ると思います。
以前も小さなウィリンキーを分けて実験してみましたが、
案外なんてことなく育ったので同系統のペガサスも余裕でしょう!笑
3.まとめっというか感想。
湿度管理ならIKEAミニ温室じゃなくても勿論良いのですが、
やっぱりお洒落に管理できるのって園芸では意外と大事なポイントなのだと思います。
育てることの面白さは勿論ですが、
インテリアとしても楽しめてこそのボタニカルライフというのが個人的な考えです。
しかし私の自宅リビングの壁はいつでも煌々と植物育成用ライトに照らされ、
これはインテリアとして成り立っているのか...
私はこの状況を楽しめているのか...
家族はこの状況をどう思っているのか...
それはまた別のお話であります...