ビカクシダにベラボンを使ってコルク付けしてみた。

ビカクシダを流木やコルク、板に着生させる際に、

今まで基本的に「ミズゴケ」だけを使っていましたが、

たまには違ったこともやってみようと思い、

ホームセンターへと出かけるのでした...

 

↓関連。

 

1.ベラボンとは?

っということで今回使ってみるコンポストはコレ。

知らない人からすればベラボンなんだそりゃ?

天然ヤシの実のスポンジ状の繊維を加工したもの

それがこの「ベラボン」なのです。

勿論これだけを使ってビカクシダを仕立てようとすると水苔とは違いボロボロと落ちてしまうので、

水苔と併用するのがよくある使い方のようですね。

 

1-1.通気性・通水性・保温性が高い。

ベラボンの特徴としてまずあげられるのは、

通気性と通水性がとても良いということです。

更に水を吸うと水を吸った分体積が膨張するので用土内(根)の呼吸を促すそうです。

 

更に空気の隙間を作り出す効果により保温性が高まることで、

夏場の蒸れ予防や、冬場の寒さから守ることが出来ます。

 

1-2.5年腐らない!長寿命!

水苔の寿命は基本的に2,3年と言われていますが、

ベラボンの寿命は5年と言われています。

ビカクシダにとって一度着生させてしまうとよっぽどではない限り付け直さないのでコンポストの寿命は非常に重要なところ...

しかし結局水苔と併用するのでこの辺はどうなのかな...?

ベラボン単用であればこの長寿命の恩恵を得られるかと思います...

参考:株式会社フジックHP 「あく抜きベラボン」

https://www.fujick.co.jp/index.php?main_page=bellabon_about_page

 

2.ベラボンを使ってみた!

ここまで見るとベラボンって最高に良いコンポストなんじゃありませんか!?

っということでベラボンを使ってみましょう。

 

今回ベラボンを使ってみるのは、

去年世界らん展で購入したビーチー(グリーン)です。

もともとかなり小さい子でしたが、

今では子株も吹いているので根張り面積拡大且つ子株群生化計画として仕立て直してみたいと思います。

まずはもんじゃ焼きの容量で(笑)水苔を整形していきます。

そしてこの中央部分に、

ベラボンをバラバラーっと敷き詰めました。

後はここにビカクシダを乗っけてっと...

後はいつも通りテグスや針金で固定して完成です。

ベラボンを使うとより大きく盛りやすくなりますね。

しかし多く使ってもベラボン自体が非常に軽量なので重量はそれ程感じません。

水苔を増す代わりにベラボンを使うのは非常に有効な手段なのかなと思いました。

 

3.あく抜きベラボンを使うべし!

っということで今回はベラボンを使ってみましたが、

ベラボンにも様々あり注意したいのは「あく抜き処理」がされているか否か。

実は今回使ってみたベラボンには「あく抜き」と明記はありませんでしたが、

植物用ということで販売されているので大丈夫だろ!っと思い使っていました。笑

しかしもしベラボンの購入を検討されているのであれば、

「あく抜き」の表記のある信頼できる製品を買うべきです。笑

あく抜きされていないベラボンは植物の生育に悪影響を及ぼすこともあるのでご注意ください。

 

4.まとめっというか感想。

ビカクシダを仕立てる時は、

種類によって様々なコンポストを工夫して使うべきですね。

貯水葉の貯水能力が高いコロナリウムなどはベラボンを使って通気性通水性をよくしてあげたり、

コルクの通気性が悪いからベラボンを多めに使って仕立ててみるも良し。

ヘゴ板であればベラボンも水苔も不要でそのままつけてみるも良し。

逆に水苔であれば固さを調整することでその種に適したコンポストを作り出すことも出来ます。

 

絶対にこれじゃなきゃいけない!

っということはありません。

水苔だけでも上手に育てることは出来ますし、

ベラボンを使ったからといって上手に育つわけでもありません。

しかしそれぞれ環境で育て方は変わりますので、

色々試してみるのもいいのかなと思います。

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