冬場はビカクシダを基本的にLEDで育てていますが、
LEDで植物を育てるって意外といろいろと...
緻密な計算をしないと上手に育ってくれない訳でして...
それがなかなか難しい訳でして...
↓関連。
1.大型ビカクはLEDだと難しい。
LEDで植物を育てるのは非常に有効な手段のひとつだとは思いますが、
さすがに大きな植物だとやはりLEDだと光が足らなくなってしまいます。
っというもの近頃私の育てているコロナリウム(ワイルド株)が巨大になりすぎて、
LEDだけではもう光を補えないと感じております。
LEDを当てている距離も数も他のビカクシダよりも若干多めなのですが、
貯水葉の頂点から胞子葉の先端まで1mを超えてます。
貯水葉はなんとかLEDで育てることが出来ても、
胞子葉はうちの環境だと難しいのが現実です。
1-1.LEDだと難しい理由。
LEDという光は基本的に直線的な光なので、
光を当てたいところにスポットで当てるのには有効ですが、
全体を満遍なく明るくするというのには不向きな照明です。
つまり当て方次第で光がめちゃくちゃ当たる部分と全く光が当たらない部分が出来てしまうのです。
植物が小さいうちはLEDで補えていたとしても、
植物が大きくなれば大きくなった分LEDが必要となり、
ちょっとそれって現実的じゃないですよね...?
我が家はリビングということもありこれ以上のLED増設は考えられません。
2.LEDの当て方を工夫したら良いかも。
そこで思いついたのはLEDを当てる方向変えようというもの。
現在我が家のLEDはビカクシダに対して斜め上から照射しています。
しかしこの斜めからの照射だとどうしても光が当たらない箇所が出てきてしまうのです。
上記したように一部には強く光を当てることが出来ますが、
光の当たらない部分は非常に変な形に伸びてしまいます。
であれば、
真上からLEDを当てるのはいいのかもしれません。
真上から光を当てれば下に伸びる胞子葉にも自然と光が当たりますし、
これが一番理想的な光の当て方なのでしょう。
但し、
滅茶苦茶眩しいという問題が発生するので我が家のリビングにはちょっと難しそうですw
3.大型ビカクシダはやはり太陽光で育てたい。
ここまでLEDについて考えて思ったのは、
やはり大型のビカクシダは太陽光で育ててあげるのが一番なんだろうなーっということ。笑
冬場は徒長させないように辛めの管理で乗り切って春を待つ。
そして春から夏にかけては存分に太陽光を浴びて頂きましょう。
ちなみにうちのコロナリウムの冬は2,3週間に1回くらいしか水遣りをしていませんし、
もしかすると更に辛めにしても良いのかもしれません。
管理的には非常に楽です。
4.まとめっというか感想。
勿論LEDを使ってもっと綺麗に大型種を育ててらっしゃる方もいますし、
より高性能なLEDを投資すれば良い結果を得られるのかもしれません。
ただ光の当て方などをちゃんと考えてあげないと綺麗に育てるのは難しいのだと思います。
ちなみに子株のうちであればアクアリウム用のLEDでも十分育ったりするので、
アクアリストの方も是非ビカクシダを育ててみてはいかがでしょうか。笑