冬場温室にぶち込んでいるビカクシダは、
室内組に比べて観察する時間が圧倒的に少ないのですが、
時々見ると驚くほど成長していて、
っと嬉しいような寂しいような...
↓前記事。
1.ビカクシダ・ウィリンキーcv.Dparisの1年後。
っということであまり構わずとも、
それなりに元気に育ってくれるビカクシダの一つ。
それがこのウィリンキー cv.Dparisになります。
気が付けば着生させてから1年が経ち、
過去の写真を見るととても大きく生長したなーっと驚きました。
↓1年前の姿。
↓2019/1 コルク付け時。
ビカクシダは小さくても1年経てばそれなりの形になると思いますが、
これはなかなかの出来上がり具合です。
冬場は満足に光を得ることが出来ないので、
水も非常に辛めになっているからか、
胞子葉が以前のものよりも輪郭が際立ちキレが増しています。
この手のビカクシダは、
水を超辛めにした方が結局カッコよくなる気がしますね。
水を沢山あげても光量が足りないとだらんっとした姿になってしまいますし、
それなら常に水辛めの方が良いのではないでしょうか。笑
2.枯れても美しい、それが「貯水葉」。
ビカクシダの胞子葉は枯れると勝手に落ちていきますが、
貯水葉は茶色く枯れてもその個体の表現を形作る非常に大切な存在でもあります。
その他にも根を張るスペースとしての役割もあり、
枯れても重要な存在なのです。
そしてタイトルにも書いたように、
枯れても美しいのが「貯水葉」なのであります。
個人的にこのDparisの貯水葉は、
枯れる前からその形が非常に個性があり好きな貯水葉でした。
それが今では枯れこみ、
茶色くなった姿がまるで彫刻のように美しい。
枯れてしまった今でもうっかりぶつかって傷をつけまいといつも気を付けています。
2-1.貯水葉の出る時期がある。
これは若干個体差もありますが、
私が持っているウィリンキーは冬から春にかけて貯水葉を連続で展開することが多いです。
そして貯水葉が出るこの時期は、
貯水葉しか出しません。
つまり貯水葉→胞子葉→貯水葉っということはなく、
貯水葉→貯水葉→貯水葉→胞子葉→胞子葉→ほうし...
っといったサイクルなのです。
っといっても多くのビカクシダも育ってくると次第に、
ある一定のサイクルが生まれてくるような気がします。
つまりこのサイクルに併せてた管理で寄り添ってあげるべきなのだと思っております。
3.まとめっというか感想。
このDparisは親株のかたちも全く分からない状態で購入しました。
ええ、
酔っぱらった勢いでヤフオクで落札した個体になります。
しかし出会い方はぞんざいだったとしても、
今ではこれほどまでにカッコよく育ってくれたのは、
これも一重のあの時酔っ払っていたおかげなのかもしれません。(ナニイッテンダコイツ)