もともとは多肉植物やサボテン、
塊根植物を管理しようと思って建てた温室。
しかし気が付けば、
ビカクシダが大量に放り込まれ、
人間が入る隙間がほとんどないのでございます...笑
↓前記事。
1.マダガスカリエンセの生長。
私が持っているマダガスカリエンセは巷で話題になった、
メリクロン株のマダガスカリエンセです。
購入時はホントに一瞬でも気を抜いたら枯死してしまいそうな程の、
小さい小さい株でした。
↓2018/3
生長点のサイズなんて直径2~3mmでしたね。
しかし何とか私と約2年を共に過ごし、
先日ついに...
待望の胞子葉が出てきたのです...
1-1.マダガスカリエンセの胞子葉。
っということでその待望の胞子葉がこちら。
普通ならね、
親株が先に胞子葉を出してもいいくらい生長を重ねていたのですが、
なんと子株が先に胞子葉を出してくれました。
いやしかし、
この子株たちはなかなかカッコよく育ってくれましたね。
ちなみに親株の姿はこちら。
実はこのヘゴ板の裏面からも子株が何株か出ています。
よく見ると親株も...?
このもっこり具合は胞子葉なんじゃないでしょうか...?
やりました!
苦節2年...
ついにあの極小メリクロン株から胞子葉を出させてあげることが出来ました...
毎年夏は暑すぎてぐずつかせてしまう私の管理下で...
いやー、ほんとよく頑張ってくれました。
やっぱり初めて出る胞子葉は感動しますね。
嬉しい限りです。
2.マダガスカリエンセの水遣りについて。
当初このメリクロン株を購入した時私は、
っということで、
小さいプラポットに植え付けてるマダに対して蓋をし高湿度管理にし、
更に用土内の空気を循環させるために、
「毎日水遣り」
をしていました。
しかし今現在はどうでしょう?
実はですね、
っというのも、
株自体が大きくなり、
自分で水を吸う力も備わってきたと判断したからなのです。
間隔的に言うと、
マダを管理している温室は空調強めなので、
「3日に1回たっぷり水遣り」
っといった感じです。
水苔全体が乾いてからという判断ではなく、
ヘゴ板ごと持ちあげて、
「軽くなっていたら水遣り」
を判断基準にしています。
と言いつつも、
マダガスカリエンセは夏の暑さにさえ注意して管理すれば、
やはり水を切らさない限り枯れることはないのかなと思います。
枯れる原因でよくある「根腐れ」ですが、
水の遣り過ぎで根腐れというより、
温度による蒸れによる根腐れのかもしれません。
ちなみにマダの水遣りについては以前youtubeでもちょろっとお話させて頂いておりますのでご覧頂ければ幸いです。
マダの子株はこれからもいくらでも取れそうなので、
また余剰株が産まれたらプレ企画してみたいと思います。
2-1.マダの適正温度。
このマダガスカリエンセと2年程お付き合いをしてわかったのは、
おそらくこの子は、
10~25℃の間の気温であれば非常に元気な状態で育つということです。
30℃近い気温になると途端に生長が緩慢になるのがすぐにわかります。
ビカクシダの中でトップクラスに夏に弱いのでしょう。
3.まとめっというか感想。
初めてマダを手にしたときは、
っと不安でいっぱいでしたが、
実際に育ててみると、
「水を切らさなければ育つビカクシダ」
っということがわかり今ではかなり育てやすい部類のビカクシダだと思えるようになりました。
高湿度で管理していれば害虫も付きにくいですし、
マダガスカリエンセは大きくなっても小型のビカクシダなので、
もしかするとパルダリウム向きのビカクシダなのかもしれません...