今年は初めてのアロエの冬越しなのですが、
更に言えば「自作温室」で初めての冬越しでもあります。
初めてばかりのことなのでこの日のことを忘れぬよう、
念のため備忘録を付けておきたいと思います。
↓関連。
Contents
1.管理環境と最低温度。
っということで本日はアロエの冬越しについてになりますが、
まずは今年の冬越しをどのような環境で行ったのかを確認しておきたいと思います。
1-1.「自作温室」での越冬。
タイトルにもあるように自作温室での越冬に挑戦しました。
温室にはしっかりと内張りを施してあります。
この内張をするだけで、
最低温度は下がるものの霜は当たらない環境での越冬が可能になりました。
1-2.ヒーターで加温した最低温度。
そしてこの温室ではヤフオクで落札した中古品のヒーター、
「総和工業 サーキュレートヒーター SF-403A」を設置してあります。
0.8坪程の温室ですがこのヒーターを設置したおかげで、
最低気温が0℃を切る日でも、
温室内の最低気温は10℃前後を保てるようになり、
安心して冬を迎えることが出来たのです。
1-3.常にサーキュレーター稼働。
ちなみにこの温室内は加温設備だけでなく、
常にサーキューレーターを回しているので、
温室内の空気を攪拌させて病害虫予防をしています。
いくら温室をこしらえたとしても風通しが悪ければ植物にとって悪い環境となってしまいますので、
加温と併せて送風というのは必要最低限の設備だと考えています。
2.アロエの水遣り間隔。
そして本日の本題である「アロエ」についてですが、
最低気温が10℃前後で最高気温は25℃前後まで上がる温室だと、
アロエは休眠することなく水を要求してきます。
しかし夏場と比較して光量が少ないため、
水を要求したからといって水を与えてしまえば「徒長」してしまう恐れがあるので、
基本的に水は辛くして冬越しさせました。
2-1.アロエの葉が丸くなるまで我慢。
実際にどれ程水を辛くしていたのかといいますと、
このディコトマをご覧頂けると分かると思います。
↓アロエ・ディコトマ
「葉っぱが丸くなるくらい」
っというのは葉がロートのように内側に丸くなることを言います。
しかしこれ以上水を辛くすると下葉がどんどん枯れていきます。
そしてここまで「水を辛く」管理した後、
たっぷりと水を吸水させることで、
数日後には葉全体に水がいきわたりメリッとした姿に戻ります。
このメリハリをつけることが、
「徒長」させず詰まったアロエを維持して冬越しさせるコツなのかなと感じました。
2-2.ディコトマは月1の水遣りで十分。
ちなみにこのアロエ・ディコトマに関してですが、
冬場の水遣りは基本的に行ってないレベルで辛めの管理をしていました。
「月1の水遣りで十分」と書きましたが、
実際には「月1水遣りすればいい方」くらいで、
この日の水遣りはおよそ2カ月ぶりの水遣りでした。
アロエは非常に水切れに強い上に、
ディコトマくらいの大型種のアロエであれば、
冬場はほとんど水をあげなくても越冬しちゃいそうなくらい強い種類だと思います。
3.まとめっというか感想。
以前も他の記事でちょろっと書いたのですが、
今回自作した温室にはビカクやらなにやら色々な植物が入り過ぎて、
乾き物系のアロエたちにとっては、
冬越しのための温度が高すぎたように感じました。
もっと低い温度で越冬させれば水遣りもほとんどいらないのでは...?
っと考えるとやはりビカクとアロエたちは温室を分けてあげる必要がありそうです...