リドレイに肥料を正しく与える方法を考える。

これから冬が来るのだというのに、

やっちゃいました。

リドレイに肥料。

※今回のリドレイは真冬でも室内管理でよく育っているのでw

※本来であれば生育期の春から夏での追肥が正しい時期ですw

 

↓関連。

 

1.リドレイに肥料を与えたい。

っということで本日は、

ビカクシダの中でも特異な性質を持つ、

リドレイに対して肥料を与えてみるお話です。

 

1-1.追肥実験です。

今回肥料を与えるといっても、

元肥的な意味ではなく、

シールドが板を包み込んでから、

肥料をあげるため「追肥」的なものになり、

実験的な試みであるためご参考程度に捉えてください。

 

2.リドレイはアリ植物。

まず追肥する前に知っておかなければならないのは、

リドレイは自生環境では、

アリ等を草体に棲ませることにより、

生物から出る老廃物などを栄養分にしていると言われています。

しかしながら栽培環境では、

虫と同居させるのは様々な理由から難しく現実的ではありません。

そして他ビカクシダとは異なり、

貯水葉が冠状になる訳ではなく、

シールドと呼ばれる貯水葉に変わる部分が板を包み込んでしまうため、

ポロっと貯水葉の隙間に追肥をすることも難しいです。

とは言え、

リドレイを長期的に管理していくのであれば、

追肥をする必要も出てくるかと感じている今日のこの頃でした。

 

3.シールド内に肥料を入れ込む。

そこで思いついたのが、

こちらの動画でちょろっと登場した、

粉末にした有機肥料

5:20 に出てきます。

他記事でも取り上げましたが、

近頃実験的に有機肥料を粉末状して追肥しております。

これはビカクシダの貯水葉の隙間に、

満遍なく肥料を施すためです。

※本来持つ肥料の成分を阻害しかねないのでお勧めしませんがw

 

3-1.シールドを割る。

しかしながらこの粉末肥料でも、

びっちり張ったシールドの隙間には入りませんので、

シールドの一部を切開することに。

ちょうど頂点のところで、

成長点付近をパカッと。

重なるシールド全て貫通する訳ではなく、

上っ面1,2枚を切開しただけです。

※新しい根が生えてくるであろう層に追肥するため。

スカスカだったので簡単に空いてしまいました。

ここに肥料をサラッと流し込む...

サラサラ~...

リドレイは下部までびっちりシールドが巻き込んでいるので、

肥料が零れ落ちてくることはありません。

 

3-2.穴の処理。

この空けた穴。

どうしようかと思い、

試しにちょろりと水を流してみました。

するとどうでしょう。

サラサラ~っと下まで排水されていきます。

つまりこれ程良い排水性があれば、

特別水苔で蓋をするよりも放っておいても良いかもしれません。

下手に水苔で蓋をしてしまうと、

この部分が蒸れてしまう可能性もなくはないので、

ひとまず穴はあけっぱなしでいきたいと思います。

 

但しこの穴に向けて水をやることは控えて、

出来る限り胞子葉から水をかき集めさせる水遣りが理想的であると言えます。

※穴から水をあげてしまうと水遣り過多になってしまう恐れがあるため。

(水苔ではなくプラ板とかで蓋してもいいかも)

 

4.まとめっというか感想。

っということで、

今回はリドレイに追肥してみたけどどうかなこれ...というお話でした。

実は今までこのリドレイは、

水苔単植で仕立ててから一度も仕立て直しをせずに、

もうすぐ5年目を迎えようとしています。

この実験で崩れることがあれば、

また仕立て直してあげるつもりですw

 

例によって今回も実験的な作業になりますので、

あくまでも話半分でご参考程度にお願い致します...

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