ビカクシダの袋とじ栽培から2週間と少し。

先日ビカクシダの森さんから購入させて頂いた、

P.willinckii 'HP100'と'Hualian'。

袋とじ栽培を始めてから約2週間と少しが経過しました。

 

↓前記事。

 

1.袋とじ栽培の効果。

っということで本日もビカクシダのお話です。

超子苗を板付にし、

丸ごと袋に閉じ込めることで、

高湿度下での栽培が出来るようになるのが、

袋とじ栽培(仮名)ですが、

2週間と少しが経過した現在の姿を、

当初の姿と比較して見てみたいと思います。

 

1-1.'HP100'

まずはHP100から。

板付時の姿はこちら。

↓1.28

非常に小さく鉢管理がベストかもしれませんが、

板付にし袋にぶち込みました。

そして現在の姿がこちらです。

 

↓2.15

素晴らしい成長速度!

袋の中に入れているとかなり乾きにくい状態になるので、

水苔が湿っている時間が長いため、

藻が発生し易くなります。

そのため僅かな期間ですが水苔が緑に変わってきました。

 

それにしても無事に新芽が生育を続けてくれて何よりです。

新たな芽も出てきているので、

我が家の環境に少しずつ適応していってくれているのだと感じます。

 

1-2.'Hualian'

そしてお次はHP100よりも更に子苗だった、

P.willinckii 'Hualian'です。

板付時の姿はこちら。

↓1.28

そして現在の姿がこちら。

 

↓2.15

葉が欠けてしまったところもあるのですが、

芽の状態は非常に良好です。

ほとんど生長点の存在もわからない程小さかったのですが、

こちらも新芽がお目見えしました。

まだまだ予断を許さないサイズではありますが、

成長を感じ取ることが出来、

非常に嬉しい今日のこの頃です。

 

2.高湿度がビカクシダを動かす?

そもそもビカクシダは熱帯植物なので、

高湿度の環境が好ましいとされています。

 

そして根のない子苗の場合、

子苗でほとんど根がない根から水を吸えない

っということを、

高湿度環境で葉の気孔から水分を補給してあげることで、

子苗でも生存させることが出来ます。

 

そして胞子葉から蒸散する水分を密閉し閉じ込めることで、

苗の体力消耗を軽減させるのが高湿度栽培の意味だと思います。

 

3.いつまで袋とじするの?

しかしながらそういつまでも袋に閉じ込めておくと、

良いことばかりではありません。

 

いつまで袋とじするのかを簡潔に言うと、

苗が大きくなり根が発達したらOK

でしょうか。

もともと根がない状態を補うために行ったのが高湿度管理ですので、

根が生え水を吸うことが出来るようになればもういらないのです。

 

つまり生長点から新芽が展開し、

それなりのサイズに胞子葉(又は貯水葉)が完成したら、

常湿管理に移行していきましょう。

 

3-1.少しずつ常湿化する。

常湿化ってどうするの?

っという疑問があるかもしれませんので、

袋とじ栽培の常湿化テクニックをここで一つ...

これはもうすごく単純なことです...

少しずつ袋内の湿度を下げていくために、

少しずつ袋の口を広く開けていけば良いのです...w

っといってもビカクシダはいきなり常湿に出してもあまりいじけたことはないので、

過度に心配することはないですが、

管理環境の湿度の状態を見つつ出してあげるのが一番だと思います。

 

3-2.高温時の蒸れに注意。

ちなみに、

このまま袋とじをしていて最も気を付けたいのが、

春から夏にかけて、

気温上昇による蒸れです。

せっかく生えてきた根も蒸れてしまえば根腐れの原因になりかねません。

なので、

冬場の乾燥時のみに有効なのが高湿度管理だと考えています。

夏は普通に湿度高いですし

 

4.まとめっというか感想。

っということで、

近頃子苗を袋に閉じ込めている人を多く見るようになったので、

もしかしたら「いつ袋から出せばいいですか?」

なんて質問が来るかも...

っと思い記事にしてみました。笑

 

っと言いましても、

ビカクシダの葉はひょいんっと大きくなって、

強制的に袋から出さなければいけない状態になると思うので、

疑問を抱くまでもなく袋から出さざる負えなくなっていると思いますがw

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