
っということで本日は、
約1年前に開始したビカクシダを板付する際に使用する、
水苔の量が違うと何が起きるのか実験。
動画ではお話したことと、
昨日の記事にしたこと、
それらを踏まえて改めて考えていきたいと思います。
1.まずは途中結果。
動画をご覧頂いた方はすでにお分かりかと思いますので、
ざっくりと途中結果は、
- 水苔が多い…最初から水が吸えるので胞子葉が綺麗に育つ。
- 水苔が少ない…胞子葉は未成熟な形だけど貯水葉は綺麗に育った。
っといった感じでしょうか。
やはり水苔の量が違うことで、
"葉の形"に多少なりとも変化があることが分かりました。
1-1."強い根"について。
昨日記事にした"強い根"について。
これは実際に根を見て確認するには、
板から引っぺがして、
根を1本ずつ確認し、
顕微鏡でも使ってみないと分からないことだと思いますが、
ワタシが感じているのは、
"水苔がない場合の方が強い根を張る"っということです。
これを感じた理由として、
- 猛暑でも葉が垂れにくい
っというところ。
この点については昨日記事にしておりますのでご覧ください。
↓昨日の記事
https://indoor-hobbies.com/indoorhobbies/2021/08/07/bika-386/
これはビカクシダを育てる上でかなり大きなメリットだと感じました。
2.本来の力を出してあげる育て方。
ビカクシダは着生し、
貯水葉を展開し貯水葉に根を張り、
特別に水苔などのコンポストが要らなくても育つことが出来る植物です。
その植物としての特性を一番に活かすには、
その植物が甘えることなく本来の力で強く逞しく育つこと。
そもそも今回実験に協力頂いたビカクシダは、
P.veitchiiというオーストラリアを原産とし、
自生環境はひらけた崖、岩場などで、
水分量の少ない非常に強い光を浴びて育つビカクシダです。
つまり貯水葉の貯水機能が非常に高く、
水分を余計に蒸散させないように作られているビカクシダだとも言えます。
なので今回水苔の量比較実験にとても相性の良いビカクシダだったのかもしれません。
3.これだけが正義ではない。
今回の実験で思うことは、
っということ。
水苔を多くしたからと言って、
必ずしも根が貧弱であるとも限りませんし、
これは環境や育て方で大きく変わることだとも思います。
あくまでも私の育て方、環境ではこのような途中結果が生まれているだけですので、
軽い気持ちでご参考程度にお願い致します。