先日夜な夜な酒を飲むチャンネルのライブ配信に参加。
そこでひょんな流れから、
っという話になりました。
そこで私は近頃考えていたことをぽろっと...
※今日も元気に勢いで記事を書いていきますのでご了承ください。
Contents
1.胞子培養する意味と意義とか。
っということで本日は、
ビカクシダを育て始めるといつかこの楽しみにぶつかる。
「胞子培養」についてのお話です。
↓スペーシング後大きくなった姿に喜ぶ私とビカクシダ。
私が胞子培養をする理由をざっくりとお話すると、
増やすことが楽しい。
自分の播いた胞子から選抜したい。
っという考えがあります。
1-1.増えることへの喜び。
植物を育てていると、
ビカクシダは不定芽繁殖し増殖しますが、
それ以外の方法でビカクシダが増えるのは、
組織培養(メリクロン)を除けば、
胞子培養になります。
勿論私も胞子培養を今までにやってきました。
↓前記事。
胞子培養は不定芽繁殖に比べれば、
とても時間のかかる増殖過程です。
が、
これが形になった時の喜び。
自分が育てたビカクシダから採取した胞子から、
培養を始めて長い時間をかけたからこその...
1-2.選抜したいからこそ。
そしてビカクシダは、
株分けであれば同一の品種であり、
胞子培養であれば別の品種であります。
つまり胞子培養は同じ血を継ぐ株ではありますが、
別の表現を出す可能性を秘めている訳です。
それらを選別し選抜していく楽しみが胞子培養にはあると思います。
逆に親株の個性をどれ程受け継がないのかも、
胞子培養を繰り返して体験してみたいところのひとつです。
実際にまだそこまでのレベルには達しておりませんが、
いつの日か自分が選抜したカッチョイイビカクシダを産み出すことが出来れば...
こんなに面白く嬉しいことはないはずです。
2.胞子は買わない派。
ちなみに私、
ほとんどの胞子は自分が育てたビカクシダからのみになります。
1種P.hillii 'Dragon'の胞子をオマケで頂き播種したものがありますが、
(kan-farmさんからオマケでw)
それ以外は全部自分の育てているビカクシダから採取しています。
なのでその胞子が"間違いなくどれどれのウィリンキーの胞子"というのが確立しています。
ネットで購入しないのは、
それが本当にその種の胞子なのか、
確かめる術がないからなのです。
これは多肉植物などでも、
っという表記ミスなのか、
言ってしまえば詐欺なのか分からないことが起こっているからです。
今やネット通販がほとんどあるからこそ、
植物の品種が非常に曖昧になっているのです。
この手のお話についてはぴっからさんの記事が非常に参考になりますので、
ご一読ください。
3.胞子培養苗をどうする?
そしてこれが冒頭で書いた夜な酒のライブ配信中に起こったことですが、
後日Twitterを見るとこのような投稿が。
※リンクなしの転載をお許しください。
おそらくあのライブ配信中に私が発言したことについての言及だと思い、
直接この「ばら撒く」ことの悪いところをお伺いしました。
ありがたくご返答頂いた内容をざっくりとお伝えすると、
- ばら撒くことでの市場価値の低下
- ビカク販売者への悪影響
っといった内容です。
確かにこれはおっしゃる通り、
ばら撒き=タダ
っというのは相場を崩壊させかねない暴挙だとも言えます。
このお答えを聞いて、
確かに考えが浅はかだったなと感じました。
3-1.普及に繋げたい。
そもそもばら撒くといった理由は、
あまりにも高額な品種という位置づけをされてしまったビカクシダの価値観を覆したい、その上で普及に繋げたいという思いから。
高額な品種はあって当然で、
あるべきだと思うのですが、
それがつっかえて、
新規にビカクシダを始めたい!
っと思う人が減るのは良くないことです。
かく言う私も、
っと数年前は思って買えない時期がありましたが、
次第に「高い理由」も分かるようになりました。
その種が産まれる過程や、
輸出入のコスト、
日本での養生期間など、
っと。
勿論コロナ禍で室内園芸が流行った結果、
需要が高まり値段が高騰したということもありますが、
それはまた別のお話。
だからこそ今、
「普及」の代名詞ともメリクロン株が多く流通しているのだと思います。
(勿論これ以外の理由もあるかと思いますが)
そんな中、
独りの趣味家として何か出来ないかと、
自分の可能な範囲でばら撒くといった考えに至ったのですが、
(数はさすがにそれ程多くは出来ないけれど)
無料(タダ)ということは、
上記したこと以外にも、
多くの方が受け取ってくれるであろうメリットがある反面、
軽く扱われてしまうのではないか、
様々な意味で価値が低下する悪手なのではないか、
っというデメリットも考えられます。
これは確かに良くない。
ちなみにばら撒くつもりだったのは、
ごくごく普通のウィリンキーの胞子播き。
まずは入門種から沼の入り口に立ってもらい、
ずぶずぶと沼にハマってもらいたいなと思いました。(悪魔
4.まとめっというか感想。
っということで未だ考えはまとまっておりませんが、
胞子培養が楽しくて、
行く末は後回しで播いて間引いてを繰り返しています。
今や胞子培養をしている人は沢山いるので、
このような胞子培養苗がヤフオクやメルカリに溢れかえっていますが、
この状態ではまだ表に出すことは出来ないと考えています。
ある程度選抜を繰り返した上で、
その種の個性を色濃く残した株。
それを残したいし作りたいですね。
ただ、
その一方で選抜漏れしたような子たちをどう扱えば良いのか。
それこそこのビカクシダを何らかの方法で、
ビカクシダをこれから始めたいという人のもとに渡れば、
良いんじゃない?っとも考えています。
普通に価格差を付けて販売するのが一番無難な方法なのかもしれませんが。
何か面白い方法はないか。っと。
何とも悩ましい。
そんなお話でした!