
遡ること2016年の6月。
私は自分で育てているリドレイから採れた、
初めての胞子を撒きました。
↓初胞子播き。
人生初の胞子培養開始です。
それから約3年という月日が経ち、
現在その胞子培養はと言いますと...
↓2021.2

しっかりとリドレイになりました。
勿論ここまで成功している子は少ないですし、
かなりの数ロストしました。
↓前記事。
しかしながら、
ようやく形になりました。
リドレイ。
かつて、
それこそ5年前は高額過ぎて、
大株にはなかなか手が出せずにいたリドレイ。
小さい抜き苗を購入し、
それを育て、
胞子を付け、
それを撒き、
長い時間をかけ形になりました。
寒さに弱いというリドレイですが、
このリドレイに関しては、
最低気温10℃の環境でも成長をし続けるポテンシャルを持っています。
やはりビカクシダも実生環境で、
その株の性質は現地の株とは大きく変わるのだと実感しました。
まだまだ子苗であることには変わりないけれど、
胞子葉が2枚展開している姿には凛々しさを感じます。
ちなみにまだ板付にしていない子たちもちらほらいます。
勿論それ程多くはないですし、
私はどちらかと言えば胞子培養は下手くそな人間です。
もっと短期間でこの形にする人も居ることでしょう。
それでもなんとかここまでこれたことを、
誇らしく、
そして何よりとても嬉しく思います。

この胞子培養リドレイに関しては、
おそらくBASEにて販売することでしょう。
せっかく0から自分でここまで大きくしたので、
とても愛着があるのですが、
正直リドレイに関してはこの親株とワイルド株で手一杯な私です。
もしリドレイにご興味があり、
大切にしてくれる方がいらっしゃったら...
その際はよろしくお願いします。