今年は初めて現地球グラキリスと冬を越していますが、
毎日観察していると、
休眠中とは言え、
多少のお世話が必要だなと感じました。
1.休眠中でも水を吸う?
っということで本日は、
休眠中の現地球グラキリスについて。
今まで実生グラキの冬越しはやってきましたが、
現地球は初めてです。
さて、休眠中で全て葉を落としているとは言え、
っと疑問でしたが...
結論から言いますと...
1-1.水吸います。水要ります。
休眠中のグラキリスは、
幹の部分をよく観察していると、
休眠中でも少し萎んでくることがあります。
つまり休眠中とはいえ、
体内にある水分を消費(若しくは蒸散)しているので、
幹が萎みます。
そこでサラッと水をあげることで、
翌日には幹が張りを取り戻すのです。
ここでいう"サラッと水遣り"というのは、
表土を湿らすくらいのイメージです。
水を吸うからと言って、
生育期のように葉が茂り、
大量に水を消費し生長している訳でありませんので、
鉢底から水が出てくる程水をあげてはいけません。
多量にあげてしまえば"根腐れ"の危険性もあります。
2.温度と置き場所。
冬の管理で以上が水遣りについてでした。
加えて現在私がこの現地球グラキリスを管理している場所についても記録しておきます。
2-1.完全室内、10℃以上。
この10℃以上というのは、
他熱帯植物がいる関係で保っている温度ですが、
この環境で管理していれば特別冷害は起こりません。
感覚的にはもう少し低い温度の方が、
グラキリスの水分を失うことなく越冬出来る気もしますが、
実際に試していないのでワカリマセン。
2-2.東向きの窓際。
休眠中、更に室内とはいえ、
全く日の当たらない状態だと、
日中に温度が上がらなければ、
塊根部が冷えて切ってしまうと感じ、
出来るだけ日を当てるように心掛けているので、
朝日をたっぷり浴びることが出来る東向きの窓辺に置いて管理しています。
3.まとめっというか感想。
っということで、
現地球グラキリスの冬越しについてお話してみました。
特別に何かをしないといけない訳ではないですが、
放っておいたり、
全く観察しないままでいるのは良くありません。
動きの少ない時期だからこそ、
植物は案外小さな貴重な動きをしています。