ビカクシダの胞子葉を剪定する理由。

先日youtubeにまたしても、

「朝ルーティン」動画を投稿しました。

その中でビカクシダの剪定をしていましたので、

改めてこのブログでも文字化しておきたいと思います。

 

↓YouTube。

 

1.ビカクシダの胞子葉を剪定する理由。

ビカクシダの胞子葉って、

古い葉は放っておいても枯れ落ちますが、

園芸的な目線から見て育てていると「余分な葉」もある訳で、

それを適宜に剪定してあげるのが、

植物(ビカクシダ)を育てている者の務めなのではないかと思います。

 

っということで、

youtube動画と重複していまう部分がほとんどですが、

改めて書いてみようと思います。

 

1-1.春夏の剪定理由。

ビカクシダにとって春から秋にかけては、

ほとんどの種類が生育最盛期を迎えます。

その時期に併せて、

追肥等をするのも一つのお世話ではありますが、

それらで得る養分、そしてこのシーズンの生長する力を、

新芽へ注いでもらうために、

余分な下葉を落としてあげるのが「春夏の剪定」だと考えています。

 

↓春夏選定についての記事。

 

1-1.秋冬の剪定理由。

しかしながら秋冬の剪定は少し意味合いが違います。

春から夏にかけて沢山伸びた胞子葉は、

冬場彼らを管理する上では残念ながら厄介な存在になってしまいます。

っというのも、

胞子葉が密な状態では「風通し」が悪くなる原因になるからです。

 

植物にとって風通しが悪ければカイガラムシ等の害虫が発生し易くなりますので、

秋冬は十分に下葉を落として少しでも風通しをよくしてあげる必要があります。

 

2.剪定時、後の注意点。

しかしながら「ただ剪定すればそれでいい」という訳ではありません。

まず胞子葉を落とすと考えられるマイナス要因は、

「光合成をする面積が少なくなる」ということです。

 

そもそも胞子葉は光を得るために伸びる役割もありますので、

剪定のし過ぎで生長のバランスが崩れてしまうことも考えられます。

 

2-1.春夏選定の注意点。

しかしながら春夏に関してのビカクシダは、

冬場に比べて成長スピードが早いため、

多少無理な強剪定をしても問題ないことも多いです。

 

むしろ上記したように生長する力の送り先が限定されることで、

より新芽の展開が早いとさえ感じることが出来ます。

 

2-2.秋冬剪定の注意点。

夏場に比べて冬場は生長するため(生命を維持するため)の光が圧倒的に少なく、

LEDで補助光を与えたり頑張って窓際で管理することが必要とされます。

しかしその中で胞子葉を切り過ぎてしまうと、

より光を得ることが難しくなり冬越しが難しくなることも考えられます。

 

そして胞子葉が少なくなると、

水を吸い上げる力が弱くなり根腐れというリスクもあります。

 

3.「切り過ぎ」は要注意。

つまりビカクシダの胞子葉の剪定については、

春夏秋冬問わず「切り過ぎ」には注意しつつ、

これからのシーズンと、

管理環境に合わせた剪定が必要とされます。

ちょうどいいバランスで...

具体的に言えば、

基準
春夏剪定は「生長している胞子葉2~3枚以外の下葉を剪定」
秋冬剪定は「重なりあっている下葉を落とす程度」

に私は剪定するようにしています。

しかしながらこれはあくまでも私の管理環境、育て方の目安ですので、

必ずしもこれが正解とは限らず、

それぞれの環境、育て方にあった管理をしてあげないといけません。

 

4.まとめっというか感想。

っという感じで剪定について書いてみましたが、

結局環境が良ければ、

どういう育て方をしてもある程度育ってくれるのがビカクシダでもあります。

 

しかしながら盆栽的に、

更に園芸的に作り上げる楽しみをしたいのであれば、

こういった手間暇をかけてあげることも必要なのではないかと思い、

やたら早起きして胞子葉を切る私です。

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