実生ッコたちをよく見ると、
1年目にしてもうすでにその種の表現が出ている子や、
なんだか調子の悪い子や...
中には調子が悪そうに見えて、
実は調子のいい子も...
↓前記事。
1.実生パキポの根元が黒くしぼむ。
パキポディウムの実生は初めてなのでわからないことばかり。
中でも最も多く発症していて、
どう手をつけていいかわからない症状なのですが、
根元の部分が黒くしぼんでいく子がちらほらいます。
これでしぼんで枯れてしまうケースが多発しているのですが、
ネットで検索してもこういった症状はヒットせず、
手をつけることが出来ず放置している状態です。
しかし放置していたら傷跡のように残りつつも、
回復?し、その後問題なく生長している子もいるのです。
原因は一体何なのでしょうか...
2.原因を考える。
症状には必ず原因があるはず。
今のところ原因はさっぱりわからないのですが、
ココで文字にすることで改めて考えてみたいと思います。
最近この子たちのお世話の仕方から原因を探っていきます。
2-1.水遣りのし過ぎか?
基本的に実生ッコの水遣りは、
鉢底の用土までしっかり乾燥していたら底面から水を吸わせています。
間隔は1週間の1度程度。
温室内は現在(9月)も日中は30度を越えますので、
まだ十分に生育できる気候です。
しかし塊根植物はその身体に水を貯える性質が備わっています。
つまり鉢底の用土が乾いているからと言って、
水をあげてしまうのは水遣りのし過ぎで多湿環境になってしまったのではないか。
2-2.腰水からの移行失敗。
しかし元々腰水で育てていたので、
水遣りのしすぎて多湿になり黒くなってしまったとの考えにくいのです。
じゃあ逆に腰水からの移行が失敗してしまったのでしょうか?
移行の失敗と言っても具体的に原因が分かる訳ではないのですが...
そもそも腰水の時期が長すぎたのも何らかのストレスがかかっていたとも考えられる訳で...
2-3.風通しが良すぎて傷が付いたか。
温室内は常にサーキュレーターを回していて、
実生ッコがいる位置が一番風のあたり易い場所です。
しかしサーキュレーターは強風で回しているので、
非常に風が強く、これが原因で草体に圧力がかかり、
根元に傷がついたため黒くなってしまったとも考えられます。
皆して根元が黒くなっているので、
もしかするとこれが原因なのかもしれません...
3.育て方を見直すべきか。
改めて考えてみると、
風が強くあたり過ぎているのが原因有力説だという結果になりました。笑
そういえば、
実生時に徒長して倒れやすい子も、
結局はサーキュレーターの風で倒れて根元から黒く枯れこんでしまったこともあります。
もう少し早くこの原因に気が付くべきでした...泣
なので今後はサーキュレーターから可能な限り遠くにし、
程よい風通しの場所に移してみたいと思います。
しかし風通しが悪くなると、
多湿により蒸れてより黒くなってしまうかもしれません。
難しいところです...