
近頃SNS等でよく見かけるようになった、
「炭化コルクシート」。
いつか使ってみたいなーっと思っていたので、
今回猫用品をネット発注するついでに買ってみました。
↓関連。
Contents
1.「炭化コルクシート」とは。
まず「炭化コルクシート」についてですが、
その名の通りコルクシートを炭化させたものなのですが、
こちらのサイトにより詳しい説明が書かれていました。
●炭化コルク〈コルダン〉の5つの特長
- 天然素材ならではの自己吸放湿の特性により、室内を適温・適湿に保ち、結露の発生を抑制します。
- 0.041W/mKというグラスウール(16K)なみの高い断熱力が省エネ運転に貢献します。
- ホルムアルデヒドやアンモニアなどの異臭の素をしっかり吸収。
- 接着剤を使わない炭化発泡させたボードを使用。ノンホルムアルデヒドで化学汚染のない断熱材です。
- ぜんそくやアトピーの原因となるダニに対し、高い忌避効果を発揮。
そもそも炭化コルクは建材で、断熱材で使用されているもなんだそうです。
忌避効果があるといっても植物を付けてしまえばあまり意味はないように思えますが、
異臭吸収というのは期待してもいいのかなと思ったり...
ビカクシダを付ける上で建材としての性能はあまり関係ありませんね。
大事なのは「丈夫」「通気性」くらいのものです。
その点を考えつつ炭化コルクシートを見ていきたいと思います。
1-1.炭化コルクシート開封!
っということで私の手元に届いた「炭化コルクシート」。
爬虫類のレイアウト素材として売られていました。
そして梱包を外すと...
めっちゃ黒いカスが零れます。
決して白い絨毯の上で開封してはいけません、要注意です。
30cm×30cmのものを購入したのですが、
このままでは使いにくいのでノコギリでカットしてみました。
コルクなので木の板に比べて容易に切断することが出来ます。
断面までしっかり炭化しているのも確認出来たので良かったです。
カットしてまたしても黒い粒が零れ落ちるので、
一度水洗いしましょう。
これでビカクをマウントさせる準備完了です。
2.丈夫で通気性も良く、軽い。
この炭化コルクシートを切ったり洗ったりして思ったのは、
そうなんですこの炭化コルク。
炭化させているのでコルクの中に空気層も生まれているのでしょう。
バージンコルクに比べても圧倒的に軽いです。
強度面については厚さに比例すると思うので、
分厚いものを選べば問題なさそう。
そして気になる通気性も非常に良さそうです。
厚さ約3cmのシートですが、
反対側が見通せるような隙間もあります。
いいですねえこれは!
着生植物にとって大事な要素を全て押さえてくれています。
そして何より軽量というのも嬉しいところ。
着生材は丈夫で軽いに越したことはありませんからね。
3.ビカクシダを付けてみた。
っということで早速この「炭化コルクシート」にビカクシダを付けてみたいと思います。
今回付けてみるビカクシダは、
以前株分けしたセルソの子株です。
株分けした頃に比べてだいぶ安心出来る姿になってくれました。
今回は水苔があまりなかったので、
ベラボンと併せて着生させます。
ベラボンを使ってみるのはこれで2度目です。
馴れてしまえばこれはこれで非常にやり易い仕立て方だなと思ってきました。
とかなんとか言っているうちに板付完了です。
黒い板は緑が映えますねえ...
とりあえずこのセルソと炭化コルクシートの今後を様子見してみたいと思います。
ちなみにコルクはテグスなどの糸が引っかかりやすいので、
木の板よりも糸を巻きやすい気がしました。
あとは長期的に使って耐久性があるかどうかが気になるところですね。
耐久性さえあればヘゴよりも使い易い着生床のように思えます。
4.「炭化コルクシート」はネットで買える。
ちなみに私はこの「炭化コルクシート」をネットで買いましたよ。
アクアリストなら御用達のcharmです。
そもそもどこの店頭にも「炭化コルクシート」が並んでいるのを見たことありませんので、
すぐに使ってみたいのであればネット購入一択なのかなと思われます。
5.まとめっというか感想。
っということで「炭化コルクシート」の使用感についてでした。
しかしそもそも建材であるものを園芸に応用するって、
非常に面白い発想ですね。
もしかするとまだ見ぬ素晴らしい着生材が家の壁の中に埋まっているかもしれません...笑
もしこれからビカクを付けることがあれば、
一度「炭化コルクシート」を使ってみるのは非常にお勧めです。
袋を開けた時に「黒い炭化したカス」が出てくること以外最高の着生材だと思います。