暑くて...
暑くて...
とろけそう...
なんていう気温もそろそろ落ち着いてきそうですが、
今年(2020)はまだ台風が来ていない...恐怖...
↓関連。
1.ヘゴ板付けのビカクシダ。
っということで本日は、
数は少ないですが私がヘゴ板付けにしているビカクシダのお話です。
ご登場いただくのは、この謎ビさん。
春から今まで常に外管理で、
星状毛も全て剥がれ落ち、
更には奇形葉連発の胞子葉だったのですが、
現在貯水葉は非常に良好な生育をしております。
1-1.ヘゴ板への根張りが良い。
ちなみにこのビカクシダは、
このヘゴ板に付けて1年半程が経過しており、
元々はテグスで縛っていたのですが、
今年の春(3か月前くらい)にテグスは全て抜いております。
が、
このヘゴ板にがっちりしがみついているようで、
振っても何しても外れる気配がありません。
これはおそらく板付との大きな違いで、
板の表面に根を張るのではなく、
ヘゴの隙間に根が入り込むように張るので、
板付とは比べ物にならないくらい安定感のある状態になります。
勿論板付でもしっかり根を張れば、
そう簡単に外れることはありませんが、
根張りを比較すればヘゴ板が一番良いように思えます。
2.やっぱりヘゴが良い?
つまり、
っという話になってきますが、
メリットデメリットを考えると、
一概にヘゴ板が一番良いとも思えません。
2-1.ヘゴ板のデメリット。
まず第一にヘゴ板自体の耐久性が低いです。
耐水性通水性には優れているものの、
グレードの高いヘゴ板ではない限り、
ポロポロとヘゴ板が落ちてきやすく崩壊し易いです。
更に大きなサイズになればなるほど入手は困難になり、
大型化し易いビカクシダには不向きであると言えます。
2-2.ヘゴ板のメリット。
メリットは上記した内容そのものですが、
兎に角「根張り」に良いところです。
更にヘゴ板自体がコンポスト的な役割(保水)もあり、
水苔などに比べ耐久性も高いので、
水苔を使わずにビカクシダを直付けし、
半永久的に板付したままで管理出来るメリットもありますが、
ヘゴ板自体の耐久性を考えると一長一短あるように思えます。
3.まとめっというか感想。
理想的な機能を備えている素材ではありますが、
現実的に考えると「板付」が一番使い易いかなと思います。
機会があれば素晴らしいヘゴに素晴らしいビカクシダを付けてあげたいですが、
そんな機会があればいいなと、
今日も夢見心地な私です。