ビカクシダの茶色いシミに殺菌剤をかけてみる。

先日記事にしたピグ太郎の胞子葉。

去年の葉ということもありますが、

近頃目立つように茶色シミが広がってきました。

これは何かしてみようかと思い...

 

↓ピグ太郎。

 

1.茶色シミが増え広がっている。

っということで本日は、

ビカクシダトラブルで上位に上がるであろう、

「茶色いシミ」についてです。

 

普段はあまり気にしていないのですが、

ここのところピグ太郎さんことP.willinckii cv.pygmaeumに茶色いシミが広がってきていたので、

ひとつ実験的に気になる殺菌剤を散布してみることにしました。

 

2.「住友化学園芸 殺菌剤 サンボルドー」

今までこの手のシミに対して、

気になる場合であればベンレート水和剤を使用していましたが、

あまり同じ殺菌剤を使い続けるのも、

その植物にとって耐性がついてしまいあまりよくないと考え、

追記訂正:

コメント頂きましたありがとうございます!

上記の、

"その植物にとって耐性がついてしまいあまりよくない"

のではなく、

同じ薬剤を散布し続けることにより、

菌類や害虫が薬剤に対し耐性が付くのが正しいとのことでした。

下記の記事を読むと、

耐性が付くというよりも、

耐性の持つ菌類が残るというのが正しいのかもしれません。

参考記事:植物病原菌の薬剤耐性菌について考えよう

水稲研究最前線より

 

っということで、

今回使用してみたのはコレ。

天然成分を使用していると謳っている、

「住友化学園芸 殺菌剤 サンボルドー」です。

コレ

一応適応病害には「褐斑病」等も含まれているので、

ある程度効果は見込めるのではないかと思います。

 

2-1.今回散布した希釈率。

サンボルドーは一袋2gに対して1Lで500倍希釈とのことですが、

今回は初めて使用するということもあり、

半袋分を2Lに希釈して使用してみました。

ざっくり1,500~2,000倍希釈かと思います。テキトー

ちょっと不思議なにおいがします。

さらっと散布です。

 

2-2.散布後は日陰で管理。

散布したその日はLEDなども当たらない、

日陰で風通しの良い室内で一時的に養生しました。

殺菌・殺虫防虫剤等は散布後強い光に当たってしまうと、

その部分が焼けてしまうなどトラブルもあるので注意です。

 

3.使用の翌日。

そして翌日です。

病斑は治ることはないにしろ、

その進行が緩やかになっていればと願い確認です。

胞子葉に白い薬剤の後が残っています。

散布直後
散布翌日

水滴がついているので少し分かりづらいですが、

現状維持です。

1日2日で判断の付くところではないですが、

ひとまず葉に薬害がなかったので、

一安心です。

ピグ太郎さんは割とよく斑点を出してしまうので、

私が持っている子の中では少し繊細な子。

この子が大丈夫であれば他のビフル系はほとんど大丈夫なのではないかと考えています。

もうすこし希釈率を高めて今後使用していきたいと思います。

※保証はしません。

 

4.まとめっというか感想。

この手のシミは温度が下がる時期や、

この梅雨時期に出易いもので何かと悩むところではありますが、

シミが出たからといて、

急激に枯れてしまうことは今までありません。

 

ただ今回使用したこの薬剤は天然成分ということもあり、

比較的安心して使えるものかなと感じました。

この手のものはいくつか使いまわしていかないといけないので、

新たなアイテムとして愛用していきたいと思います。

コレ

 

 5.注意:本薬剤と直接的な関係はありませんが...

実はこの散布後普通に管理していたのですが、

この2021年の年にこのビカクシダは突然成長点がなくなりました。

この薬剤散布との関係性は不明です。

 

つまり新芽を出すことがなくなり、

枯れてしまったのです...

大変ショックな出来事で酷く落ち込んでいたので、

記事にすることが出来ませんでしたので、

本記事に追記しておきます...

大変申し訳ない気持ちです。

ごめんなさい...

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