
長雨が続いておりますが、
多くのビカクシダは遮光ネット下で、
中途半端な雨宿りを続けております。
それでもしっかり根が張っていると、
ぐいぐい動くわけですが...
↓梅雨の管理について。
Contents
1.貯水葉が胞子葉にぶつかる。
っということで、
そんな長雨に打たれながらも、
ビカクシダ達を観察していたら、
あの子の貯水葉が、
胞子葉にぶつかってこれはもう大変なことになってしまう寸前でした。
あの子というのは、
胞子葉を大きくならないと出さないことで有名なスパーバムさんです。
向かって右の胞子葉。
この子が初めて付けてくれた胞子葉でもあります。
しかしながらこの胞子葉。
ご覧下さい。
貯水葉が乗り越えることはもう無理ですね。
1-1.超早めに貯水葉の展開に併せて...
ビフル系等のビカクシダであれば、
ここまで乗る前にじわじわと胞子葉を矯正し、
貯水葉が胞子葉の上に乗らないようにすることは可能です。
が、
今回のスパーバムさんは、
見ての通り胞子葉は根元から極太で、
右にも左もほとんど動きませんw
ホント大型種の胞子葉、逞しいです。
2.胞子葉を根元から切り落とす。
っということで名残惜しくも、
この胞子葉を切り落としてあげることにしました。
ビカクシダの胞子葉ってイキイキしてると、
思いの外強靭なので今回は妻に生け花で使っているハサミを借りてカット。
前回の貯水葉も形が胞子葉の影響でイマイチだったので、
形を整えてあげました。
うーん!
しょうがない!
3.健全に貯水葉を育てる大きなメリット。
スパーバムはあまり胞子葉を出さないので、
出来ることなら胞子葉を残して育てていきたかったのですが、
今回はそれよりも貯水葉を優先して育てることにしました。
っというのも...
3-1.根張りを優先する。
ビカクシダは貯水葉を展開させることにより、
その隙間やあらゆるところに根を張っていく植物です。
つまり、
||
新たに根を張るスペースが少ない。
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新たな胞子葉などを育てる根が減少傾向に。
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将来的に委縮気味に。
なることが考えられます。
なので、
今回のスパーバムさんは、
貯水葉が昨年あまり綺麗に展開しなかったということもあり、
今年は貯水葉を育てるシーズンだと考えています。
新たな胞子葉を見るために、
新たな根張りを優先したのです。
4.まとめっというか感想。
っということで、
今回はカットされ朽ちていく未来しかない、
スパーバムさんの初胞子葉のために記事にしました。笑
初の胞子葉でこんなにも立派なものを作ってくれたバムさん。
ありがとう!
これからもヨロシクオネガイイタシャス!