
先日ビカクシダの子株が色んな株から出てきてるよ...
なんて記事を書きました。
そのまま放っておこうかと思いつつも、
やはり子株と言えど少しでもいい形にしてあげたい。
救いたい...この命!!
っということで本日は子株救出ヒリー編です。
↓前記事。
1.ヒリーの子株。
先日の記事ではテグスで巻いた内側に子株が出てきた様子をお伝えしていましたが、
その後やはり子株の葉がテグスに食い込んでくる始末...
ビカクを育てている人ならわかると思いますが、
一度はこのまま放っておこう!
っと思っても、
葉が綺麗に育たない、
障害物に当たってしまう様子を目の当たりにすると、
やっぱり助けてあげなきゃ!!
っと思うのがビカクシダを愛する者の宿命...!
2.テグスを外し子株を救出。
宿命に従い、
例によってテグスを外しました。
もうすでに親株がかなり根を張っていたので、
あまりボロボロと水苔が落ちてくるということもありませんでしたが、
水遣りをしたときにボロボロと落ちてきてしまうと思ったので、
手縫い用糸で養生しておきました。
今現在、親株は貯水葉を展開し始めたし、
また更に子株が出てくるのを見越しての糸です。
ただの糸であれば腐食してなくなりますからね!
テグスのようにあとから抜く必要もありません!
せっかくテグスを抜いたのですからね!
テグスを丁寧に抜く作業って意外と大変なんですよ!笑
黒い糸を使えば目立ちにくいですし、
麻紐よりも圧倒的に細いのでほとんど存在感がありません。
3.胞子葉の剪定(病害虫予防を兼ねて)。
ビカクシダは子株が育ってきてから胞子葉を展開すると、
葉っぱが密になることで通気性が悪くなり、
カイガラムシ等の病害虫が発生することがあります。
勿論まだこのヒリーの子株は小さいので、
あまり心配することもありませんが、
胞子葉が沢山あるので早めに剪定することにしました。
胞子葉の剪定は根元からバッチリ切ります。
思いの外硬いのでニッパーなどで切った方が草体に傷がつくリスクが少ないのでお勧めです。
随分とすっきりしました。
胞子葉を維持するエネルギーを新しい命に分け与えてあげてくださいな...
3-1.カイガラムシが出た時は?
もし万が一カイガラムシが発生したら、
薬剤や手で取ってあげることで改善されます。
シダは薬剤に弱いと言われていますが、
少しずつ使用することで薬害の恐れも少ないかと思います。
4.まとめっというか感想。
ビカクシダって育てるのは簡単だと思うのですが、
綺麗に作って、
それをさらに維持するというのはなかなか難しいように思えます。
細目にチェックして、
草体の状態と気候のバランスを考え、
水遣りの間隔などを調整し、
必要ならば水苔を足したり剪定をする...
ビカクシダは沢山手をかけてあげただけ綺麗になるのです...。