
ビカクシダって思いのほか暑さが苦手な種が多くて、
せっかくの成長期だと思いきや、
っとする動きがあったりして...
それがまた愛らしいんですが...w
↓関連。
Contents
1.夏にビカクシダの葉が萎れる原因。
っということで本日は、
一度経験してしまえばなんだこんなことか!
くらいのお話なのですが、
初めてそれを目の当たりすると...
っとなるビカクシダのお話です。
まずこちらのビカクシダをご覧ください。
↓通常時。
これはセルソです。
が、とある晴れの日。
この美しい胞子葉が...
↓垂れてます。
胞子葉の中間あたりからだらりと垂れ下がってしまいました。
私もこれを初めて見た時は、
っとなりました。
あれ?!水足りてないの!?どうして!?
っとなったのですが、
しかしこの垂れてしまった原因は、
決して「水切れ」ではなく、
暑さが原因で胞子葉が垂れてしまったのであります。
1-1.垂れる要因を考える。
これは私の憶測(妄想)ではあるのですが、
このように胞子葉が垂れてしまう原因は、
暑さにより急激に胞子葉の水分が失われたからだと考えています。
っというのも、
この垂れている胞子葉を触ると通常の状態に比べてめちゃくちゃ柔らかいのです。
ビカクシダではありませんが、
塊根植物も水分が失われると塊根部が柔らかくなります。
1-2.ビフル系によく見られる垂れ。
しかしながらこの「暑さによる垂れ」は、
リドレイやコロナリウムなどのアジア系のビカクシダにはあまり見られず、
ビフル系(ウィリンキーやビーチ―、ビフルカツム)に多く見られます。
むしろアジア系のビカクシダは40℃近くても元気に喜んでいるくらいなので、
一口にビカクシダといっても色々な性格があるのだと感じることが出来ます。
1-3.水切れではないので要注意!
上記しておりますが、
この「垂れ」は決して水切れはございませんので、
誤って水をあげてしまうと根腐れを起こしてしまうことも考えられます。
ただ、勿論水分が失われている状態でもあるので、
一度草体がどれだけ水分を保持しているかも確認しつつ、
必要であれば水をあげます。
※垂れている時ではなく涼しくなってからの夜間などに水をあげます。
2.葉が垂れていた時にすること。
っということで、
「暑さが原因で葉が垂れる」のがわかりました。
しかしながらこの暑さによる垂れは夜涼しくなると治ります。
だから私は日中垂れていても特別にお世話をすることはありません。
2-1.遮光する。
まず暑さの原因となる「強い光」を弱めてあげるために、
適宜に遮光してあげましょう。
我が家では現在80%遮光ネットを張ったところと、
温室内はプラ段(クリア)で極わずかですが遮光しております。
それでも暑すぎるとやっぱり垂れてしまうのですが、
極度な「葉焼け」はこれで大きく防ぐことが出来るので、
遮光はまずやっておきたいところです!
2-2.少し強めに風をよく送る。
がしかし、
遮光だけでは足りないことも多いです。
その場合は出来る限り葉の表面の温度が上がらないように、
温室内はサーキュレーターでよく風を回して、
暑い空気が滞らないように気を付けています。
2-3.室内管理にする。
しかしながらそれでも暑い!垂れてしまう!
もはや暑さを凌ぐことで最も有力な手段は、
室内をエアコンで涼しくし人間と同じように夏を凌がせてあげましょう。笑
尚且つ室内ではLED等の補助光源を用いることも有力ですね!
勿論室内管理では室内管理ならではの注意点もございますが、
それはまた別のお話...
2-4.私はしたことありませんが...
葉が垂れてしまっている原因である「暑さ(熱)」を取り除くために、
葉っぱにシャワーを当てて無理やり温度を下げる方法もあるそうですが、
ので、経験のある方教えて頂けると嬉しいです!笑
3.おまけ:植え替え板付直後等も!
ちなみに植え替えなどで大きく根を処理した場合、
そのビカクシダは水を吸う力が弱くなっておりますので、
胞子葉が垂れ下がってしまうこともあります。
時間が経てば根が張り、
しっかりと張りのある新芽が展開して参りますが、
それまでは強めに遮光した環境で養生してあげるのが良いですね!
水を吸えないのに強い光に当ててしまうと、
水分を消耗するだけとなってしまい大きなダメージとなってしまうこともございます。
要注意です!
4.まとめっというか感想。
っということで本日は、
暑さによって垂れてしまうビカクシダをお話させて頂きました。
これはあくまでも私が考えて行っていることなので、
対処が正しいかどうかはわかりません。
この他に暑さ対策など、
もしくは葉が垂れることによる影響など、
お分かりになる方がいらっしゃいましたらコメント下さい!
宜しくお願い致します!