
実はわたくし、
「ビカクシダの胞子培養」っというものにも、
トライしておりまして、
初めて取れたリドレイの胞子からやってみたのですが、
その後どうなったのかといいますと...
↓前記事。
1.ビカクシダの胞子培養約2年後。
っということで本日は、
私が約2年前に播種したビカクシダ・リドレイの胞子培養。
なんですが、
冒頭リンクにもあるように、
開始当初と比べてその数は激減。
ほとんどが失敗に終わっておりました。笑
しかしながら僅かに生き残った子たちを愛でること数か月。
胞子培養2年後の姿にしてはかなり小さいです。
↓2020.6

しかしながら何となくリドレイの面影を感じます。
この他にも数株いるのですが、
今回はこの子に私の想いを背負って頂こうと思います。
2.胞子培養株を板付に。


2-1.板付にする理由。
このサイズのビカクシダを板付にするのは私も初めてなのですが、
この超ミニマムサイズの状態から、
すでに板付管理をすればどうなるでしょうか。
単純に私は思った訳です。
ポットの形が付かないので、

そもそも自然界では樹木の表面に胞子が撒き散らかり、
その場所で着生するように大きくなるのだと思います。
つまりそれを再現するのなら、
胞子培養の小さい株も初めから着生する形で育ててあげるのも、

っと思った訳であります...
※自然界では芽生えてすぐに引っこ抜かれて板付にされるなんていう異常な事態はありえません。
2-2.板付完了。
さすがに板付には細心の注意を払いました。
どこも1mmでも傷を作ってはいけない。
この子には些細な衝撃が大きなダメージになってしまう。
丁寧に丁寧に。
板に鎮座させてあげました。

3.植物専用ICUで管理。
ようやく板付を終え、
この子はもともと管理していた場所。
植物専用ICU(自称)にご帰還頂きました。
果たしてこの板付が吉と出るか凶と出るか。
無謀とも思える挑戦ですが、
今後の様子もしっかり観察していきたいと思います。
3-1.板付翌日。
そして翌日。
このミニマムリドレイを見ると...

っというのもご覧ください。
ちょっとだけ生長しているように見えます。


ミリ単位の変化ですが、
新芽が少し大きくなっているようにも見えます。
もしこのまま順調に生育してくれるようであれば、
他に残っている子も随時板付にしてしまおうかと考え中です...
4.まとめっというか感想

板付培養株って素敵じゃないですか...
っとふと思って板付にしてみましたが、
翌日の変化は思いのほか良好でひとまず安心しました。
今年は色々な株の胞子を撒いてみたいと思っているので、
少しずつ経験を重ねて、
彼らの誕生のお手伝いをしてあげられればいいです。