葉先をうねらせるのに必要なのは「水」管理なのかもしれない。

「cv.」が付いている品種というのは、

ただ無駄にその「cv.」つまり園芸品種が付けられている訳ではなく、

それなりに個性があるからこそ、

授けられた名なのであります...

 

↓前記事。

 

1.ビカクシダ・ウィリンキーcv.Dparis。

っということで本日は、

ビカクシダ・ウィリンキーcv.Dparisのお話です。

 

彼が我が家に来てから、

もうすぐ1年半という月日が経とうとしています。

せっかくなので購入時と現在を比べてみます。

まずは購入時の写真から。

↓2019.1

購入時は貯水葉がなく仕立てるのは少し苦戦しましたが、

今思えば貯水葉がないからこそ、

綺麗に形作ることが出来たのだと思います。

 

そして約1年半が経過した現在の姿がこちら。

↓2020.6

冬場のうちに出た胞子葉は剪定してしまい、

現在は貯水葉が展開中です。

 

クリーム色のようなメロンのような、

淡い緑が美しい冠です。

 

1-1.やはり個性的な貯水葉。

ビカクシダ・ウィリンキーの貯水葉と言えば、

大きくなれば冠のように立派な姿になりますが、

このDparisの貯水葉は、

その通常の貯水葉に比べると、

少し「うねり」があります。

 

展開中である現在はまるで餃子の皮のような重なりまであります。笑

昨年出た時もこの子の貯水葉はこのような貯水葉でした。

 

通常のウィリンキーでももしかしたらこのような個性がある子がいるかもしれませんが、

少なくとも私が持っている他のウィリンキーにはこの「うねり」はありません。

ここからは少し水を辛めで管理し、

この表現をより一層際立たせてあげたいと思います。

 

2.水遣りは辛めのメリハリ管理をする理由。

先ほど、

ここからは少し水を辛めで管理し、
この表現をより一層際立たせてあげたい

っと言いましたが、

私はビカクシダをぐっと引き締めて育てるためには、

水の管理が非常に重要だと考えています。

これは胞子葉でも同じことが言えます。

 

ビカクシダはただ水を上げていれば案外育ちますが、

私は葉先の表現まで注視するようになると、

現在その株がどれほど水分を含んでいて、

どのくらいまで(葉の先まで)水分が行きわたっているを見るようにしています。

 

1-1.うねる胞子葉。

例えば今私が育てているビカクシダ・リドレイという種類では、

胞子葉の展開中、

そして胞子葉が展開し終える1歩前のタイミングで水を切ると、

胞子葉の先端が少しうねるのを確認出来るようになりました。

※リドレイは胞子葉がうねる品種もあるようですが、

↑のリドレイは通常の山採りリドレイです。

 

これが何故うねったのかというのを正確にはわかりませんが、

私がしたことは上記したように、

胞子葉が展開し終えるタイミングで水を切ったっというものです。

すると葉先の水分が失われたためうねったのだと考えています。

チランジア等も水分がなくなると葉が丸くなることがありますが、

それらと似たようなことが作用したのかな?っと。

 

もともとうねりのある品種の個性をより一層際立たせてあげるには、

こういった水の管理もあるのではないかと思っております。

 

3.まとめっというか感想。

今回お話したことは、

何の根拠もない私の個人的な実験に基づいた、

個人的な感想でありますので、

話半分の、

あくまでもご参考程度に捉えて頂ければ幸いです。

 

ただ、

水の管理で葉の表現が変わるのは事実だとも思いますので、

「ビカクシダを造る」

っという楽しみが少しでも伝わればとても幸せでございます...

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