休眠しているのに子株が元気な意味を考える。

毎年冬になると、

一気に貯水葉が枯れこみ、

生長点は動いているものの、

ほとんど休眠状態になるステマリアの、

子株のお話。

 

↓関連。

 

1.休眠したステマリア。

っということで本日は、

毎年恒例の半休眠状態になってしまったステマリアのお話。

 

今年は休眠させないようにと、

温度を保ちたかったのですが、

15度を切った途端にとても速いスピードで反休眠状態になってしまいました。

なんとまあ...

↓関連。

 

しかしながら今年は子株が沢山吹き、

そのうちの何株かをそのまま育てていました。

するとどうでしょう。

 

1-1.子株はめちゃくちゃ元気。

なんと子株に関しては一切休眠する気配なく、

未だに元気に成長を続けているではありませんか!

こ...これは...

何故でしょうか...

 

2.子株はサイクルが違う?

考えられる理由として、

このステマリアの休眠サイクルが、

親と子で違うのではないかということです。

植物は自生地環境によりその性質は左右されますが、

その植物が生まれた場所(実生)の場合は、

自生地の性質は残しつつも、

新たな環境に順応し易くなっているものです。

 

もしかすると、

このステマリアの子株は、

私のもとに来てから出てきたものなので、

親株の成長サイクルとは異なるサイクルを身につけて生まれてきたのかもしれません。

 

2-1.親の栄養を吸収しているだけかも?

ただ、

考えられる要因は他にもございます。

子株は親と根で繋がっていますから、

親から栄養を吸収していることも考えられます。

親から冬場もエネルギーを得ることで、

休眠せずに冬場も生長し、

春になる頃には親離れ出来るサイズになるのかもしれません。

 

子株のままでは休眠は致命傷になりますからね...

こっちの方が有力か...?

 

3.まとめっというか感想。

ステマリアは未だに上手く育てられないビカクシダですが、

上手くいかない時こそ、

深く彼らの生態を考えるいいきっかけになるのが好きです。

 

ちなみにこんな状態でも、

親株はしっかり胞子嚢を蓄えています。

このステマリアの胞子。

今年の夏に撒いたのですが、

発芽率が非常によいですね!

ステマリアが交配元でよく使われているのには、

こういった性質も関係しているのでしょうか?

ステマリア ラビリンス...
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