ふと温室の隅に目をやると、
そこには春夏秋冬とそこに鎮座されている彼がおりました。
そう、
ダウボーイさんです。
今現在彼は貯水葉があまり綺麗に作れていませんが、
胞子葉はビンビンと立ち上がり、
葉先には沢山の胞子をつけています。
これがまた表から見ても、
裏から見ても、
興奮する葉です。
そして沢山の胞子葉が重なり合うことで、
見応えが増していくばかり。
先ほど貯水葉を上手く作り込めていないと言いましたが、
それは「形」的な話で、
実はこの貯水葉にはダウボーイの片親でもある、
アルマダのような表現が現れてきています。
少しぼこぼこしているのがお分かり頂けますでしょうか?
アルマダも長く育て、
それなりに強い光で仕上げることによって、
貯水葉の頭部が凸凹してきます。
勿論ダウボーイにはマダガスカリエンセの血もありますので、
こちらも貯水葉に凸凹する性質がありますが、
この頭部の凸凹はアルマダの個性かと感じます。
長く作り込むことで、
胞子葉も貯水葉も、
とんでもなく美種。
色々な育て方をしてきました。
そして色々な姿を見せてくれました。
ホント好きな品種、
今日はP.Dawboyさんでした。