さて、昨日紹介した密閉型のパルダリウム。
空気の流れを作るシステムを紹介します。
(システムと言えるほどカッコいいものではないw)
私は今回30cmキューブという小さな空間で作ったので、
水槽内にファンを設置するにはスペースが限られ過ぎていました。
なので水槽内のスペースを使うことなく、
空気の流れを作るには水槽外から空気を送る必要がありました。
そこで思いついたのが、
とても単純な仕組みなんです。
エアポンプで空気を送るのはどうだろうか。
つまり蓋を少し加工して、
エアチューブから微量の空気を送るということです。
実験的に四隅に穴を空けて、
エアチューブを通してみました。
奥の2本は壁面に向けて、
手前2本はガラス面に吹き付けるようにエアチューブの先端を斜めにカットしています
赤い部分に配管しています。
蓋は加工しやすいプラダンです。
透明なプラダンなら光を遮ることもなく、
かつ安全に穴あけも行えるのでベストでした。
エアーは1つのエアポンプ(うちは水作 水心 SSPP-3S)から4分岐。
風と言えるほど強いものではありませんが、
確かに空気の流れが生まれています。
結果、今朝のガラス面の曇り具合はこんな感じです。
曇りが残っているところは空気が当たっていないところになります。
おそらく30cmキューブなら手前左右に加えて、
手前中央に1本チューブを通して計3か所で、
前面のガラス面の曇りは除去されるはずです。
(私もそのうち中央にチューブを増やす予定です。)
空気を送っているとはいえ、
その他部分は完全密閉しているので、
水槽内は高湿度を維持しています。
(計りが見えてないw)
私のこのパルダリウムは、
蘭を中心に植えこんでいるので、
空調必須ということで考えてみました。
ガラス面の曇り除去はおまけ程度の産物ですが、
夏場の蒸れ対策にもなり、
何より鑑賞し易いのでお困りの方にはおすすめします。