毎日のように観察しても、
毎日違う発見があって、
植物も改めて「生きている」のだなと感じます。
「育てる」っというより、
「共に生きる」のが正しいように思えます。
↓関連。
Contents
1.ビカクシダの貯水葉から見える「根」
っということ本日は、
私が妻の美容室代を使ってまで購入した、
P.willinckii cv.pygmaemのお話です。
このピグさん、
現在胞子葉がぐいぐい生長中なのですが、
先日「これは!」っと感じたのが、
枯れ行く貯水葉の表面に見える茶色い線...
↓コレ(中央部から広がる線)
これってあれですかね。
もしかして...
1-1.ビカクシダは貯水葉に根を張る。
そうなんです。
ビカクシダって、
自分で自分の根を張るスペースを作るんです。
これこそがまさにビカクシダの、
ビカクシダらしい特徴の一つです。
今回ピグさんは貯水葉が他のビカクシダに比べて薄いのか、
はたまた根の動きが良すぎて浮き出てきたのか。
おそらくどちらの要因もあるのだと思いますが、
このように貯水葉の表面から「根」を見ることが出来ただと思っています。
ちなみに先日記事にしたように、
近頃このピグさんは子株も出るくらいに、
根の動きが非常に活発でした。
2.つまりビカクシダの苔増しは必要ない。
少しこの「根張り」と「貯水葉」の関係について考えてみると、
ビカクシダの苔増しは必要ないのだとも考えられます。
過度に水苔を盛ることで、
水苔の痛みに併せて何度も付け替える必要もあり、
盛り過ぎれば「蒸れ」易くもなります。
2-1.子株が欲しいのであれば。
ただ子株が欲しい場合は考え方が変わります。
水苔を多く盛り必要以上に根を張らせることで、
より多くの子株を取り易くなるのは事実です。
なので私も毎回仕立て方が変わるのはそのせいでもあります。
2-2.苔増しが必要になることも?
しかしながら日本で栽培している場合、
自生地との気候が大きく違うため、
通常の正しいサイクルで貯水葉が展開してくれるとは限らず、
「根詰まり」のような状態になることも考えられます。
そういった場合は適宜に苔増しをするか、
枯れこんだ貯水葉の上から水苔を足して巻いてあげる必要もあるかもしれません。
3.まとめっというか感想。
っということでこのピグさんが可愛過ぎて記事にしたく過ぎて、
少し盛り込んで書いてみました。
ビカクシダって、
本当に色々な育て方があるので、
これもひとつのご参考になれば幸いです。