ビカクシダって育て方が人それぞれで、
水遣り間隔も違えば、
肥料をあげたり一切あげなかったりと...
だからこそ面白いのですが...笑
っと言う話は置いておいて、
今日はビカクシダの付け替えのお話です。
↓関連。
1.ビカクシダを着生仕立てにする時期。
通常板付で育てられていることの多いビカクシダですが、
板付方法にも色々あり、
古い水苔を取り払い新しい水苔に付け替える場合や、
鉢増しのように板から剥がして水苔をただ足すだけの場合があります。
しかしやはりそれらにも適した時期があると私は思いますので、
自分のために備忘録として残しておきます。
1-1.古い水苔をとる付け替え。
私は基本的に時期さえよければ古い水苔をとって、
根を切ってリセット感覚で付け替えをします。
勿論これはビカクシダの生長シーズンか、
若しくは生長シーズン前に行うのがベストです。
つまり春から夏にかけてがリセットして良い時期なのです。
逆に秋に大きく根をいじってしまうと、
上手に冬越し出来なくなり、
最悪枯死してしまうかもしれません。
実際に冬場に板付した株はあまり生育が良いとは言えず、
逆に春先に板付した株は特段手を加えなくても水さえやっていれば勝手に生長します。笑
いくら寒さに強いビカクシダとは言え、
秋からの板付には気を付けましょう!
近頃の夏は暑すぎて生長が緩慢になってしまうこともありますが...
但し冬場でも15℃以上を保てて光量を確保出来るのであればいつでもリセット板付をしても構わないかなと思います!
1-2.水苔を足す方法。
ビカクシダは主に貯水葉が展開することで、
根を張るスペースを自ら作ります。
なので水苔を足すというのは、
なかなか貯水葉が展開してくれないのに胞子葉ばかり展開する場合や、
冬場や春先の乾燥対策としての効果があると私は思っています。
又、まだか弱い子株を仕立て直す時などの草体に極力ダメージを与えたくない場合も、
根をいじらずに水苔を足したりもします。
苔を足すだけなら年中時期を選ばずに出来るので、
鉢で育てる植物の鉢増しに近い感覚かと思います!
2.付け替えラストスパート!!
っということで付け替えることのできる時期も残り僅か...
今回付け替えるのは、
気が付けばモンスター化しているダウボーイさんです。笑
親株は成長不良気味。
子株にエネルギーを持っていかれているのか、
又は仕立てた時に大きくなって欲しいと思いぶち込みすぎた肥料のせいか、
将又、貯水葉の展開も不良だったので根詰まりしているのか。
確かな原因はわかりませんが、
一度リセットして体制を整えてあげたいと思います。
ちなみに最も美しかった頃のダウボーイはこちら。
しかしこれから突然生長不良気味になりました。
水遣りも頻繁にしていたので、
水苔の痛みも不良の原因なのかもしれません。
しかし付け替えラストスパートっといいましても、
もうすでに8月を目前に控えた7月末。
個人的にはもうギリギリの仕立て直しw
とは言え、今年(2019年)は冷夏...
との噂もあるので去年のような40度を越える夏さえ来なければ大丈夫でしょう!笑
3.株分け、そして付け替え!
まずは株分け...
付け替えと同じく春夏がベストです。
ダウボーイは葉っぱが柔らかいので慎重かつ大胆に株分けしないといけません。
面倒臭い工程はこちらをご覧ください。笑
例によって数株取れました。
ちっさい子は水挿しにでもしておこうと思います。
そして親株は古い水苔を大量に落としました。
そして次はもう少しコンパクトに育てたいので、
以前の木枠仕立てに比べればかなり水苔も少なめに。
肥大化し過ぎの貯水葉も切り落として、
水苔で整形しなおしました。
今回は無肥料でじっくり育ててみたいと思います。
4.まとめっというか感想。
ちょっと後半ダウボーイの生長不良に話が逸れてしまいましたが、
板付するなら生長が鈍る秋冬は控えて、
春から夏の時期が失敗なく生長させてあげられると思います。
生長期を逃さず管理してあげた方が、
植物的にも嬉しいでしょうし、
失敗のリスクが少ないので育てている側としてもストレスレスなのかなと思います!笑